総合力と尖り(とがり)力。

今月から千葉県産業振興センターで「コロナ対策プロジェクトマネージャー」という仕事を担当させて頂いています。
 
千葉県下の中小企業の経営課題をヒアリングし、場合によっては課題解決のための専門家をアテンドするというのが主なお仕事。
 
ま独立したての診断士にとっては色々と勉強になる場面も多く、期間限定ではありますが良い仕事をしているな、と実感しています。
 
さて、昨日はこの仕事になってから初めての企業訪問。
前職で企業訪問や社長のヒアリングはたくさんやっていたものの、初めての仕事で勝手がわからなかったので、先輩のベテランマネージャーに同行して頂きました。
 
先輩のサポートもあり、企業訪問は滞りなく終わったのですが、この先輩マネージャーのトーク力が素晴らしい。
豊富な知識&経験に基づく流れるような話し方、かつ端的に話されるのできちっと内容が入ってくる。
あまりの素晴らしさにただただ圧倒されてしまいました。
 
この方を見ていて、ふと診断士は「総合力がいかに大事か」ということを思い知らされます。
中小企業の経営課題をヒアリングすると、色々な相談内容があり、自分もわからないようなことも多い。
当然全てのことを深く知る必要はないと思うのですが、少なくとも課題解決のために何をどうすればいいのか、ということがわかるぐらいは様々な知識がないといけないのだろう、と。
まぁ、まだまだ経験がないのでこの先輩のようには今すぐなれないですが、いつかこう流れるようなアドバイスができるように精進したいものです。
 
一方、この企業訪問の途中では、この先輩と今後の私のキャリアについて色々と相談に乗ってもらいました。
製造業出身という共通点で今後どういう分野に進めば良いか、そのためにはどういうキャリア・経験を積んで行けばよいか、色々とアドバイスをして頂きました。
さっきは「総合力が大事」と言ってみたものの、実際自分がこのお仕事をずっと続けていくには「私ならではの尖り力」も大事なのかな、と実感。
最近自分が強化した方が良い尖り方のヒントを頂いたので今後はそういう経験も出来たら良いかな、と。
 
結局は知識や経験の底上げをしつつ、自分自身を尖らせていく必要がある、と。
精進の毎日ですね。